「冷たい飲み物を飲むと歯が痛い……」
このような不安を抱えている方は少なくありません。
瞬間的にしみる痛み、じわじわ続く痛み、咬んだ瞬間だけ響く痛みなど型が分かれます。
知覚過敏や虫歯、歯髄炎、詰め物や被せ物の不適合など、虫歯だけではない症状も多くあります。そのため、刺激が伝わる場所や仕組みが違えば、感じ方も変わります。
本記事では、原因ごとの特徴と対処法、受診の目安をわかりやすく説明します。痛みの出方と続き方に目を向け、どのように対処したらよいか確認しましょう。
目次
冷たい物で歯が痛む7つの原因

冷たい飲み物で歯が痛い理由は一つではありません。刺激が歯の表面や根面、神経、歯ぐき、噛み合わせへ伝わる経路の違いなどで痛み方も変わります。
主な7つの原因を以下の一覧で確認しましょう。
| 原因 | 典型的な痛み | 補助サイン |
| 知覚過敏 | 一瞬ピリッとしみる | 歯頸部の露出 |
| むし歯・歯髄炎 | 刺激後もしばらく続く | 穴・黒変 |
| 詰め物・被せ物の不適合 | 冷気でピリッとする | 隙間感・段差感 |
| 歯のヒビ | 噛むとズキッと響く | 部位が限定的 |
| 歯周炎 | 根元でしみやすい | 出血・腫れ |
| 咬合性外傷 | 朝に浮いた感じ | 歯の動揺 |
| ホワイトニング直後 | 数日で軽快 | 施術直後に増強 |
痛みが数分以上続いたり夜間に痛みが増したりするなど強いサインがあれば早めに受診してください。短時間で消える痛みでも、反復するなら一度歯科医院に相談すると安心です。
知覚過敏
知覚過敏は、露出した象牙細管を通じて刺激が歯髄に届きやすい状態です。冷たい物で一瞬しみ、すぐ消える傾向があります。歯肉退縮や強いブラッシング、食いしばりが症状を悪化させる恐れがあるでしょう。
以下の工夫をすると落ち着くことが多いです。
- 柔らかい毛の歯ブラシへ変更
- 硝酸カリウム配合の歯みがき剤
- 氷や極端な温度差の回避
歯科医院ではフッ素塗布や知覚過敏抑制剤、露出面のコーティングで刺激を遮断します。続く場合は他の原因も併せて検査できるため、痛みの変化を確認しましょう。
むし歯・歯髄炎
むし歯が象牙質へ及ぶと、冷刺激でしみやすくなります。歯髄に近づくほど継続した痛みへ移り、温かい物でも歯が痛くなるでしょう。
治療はう蝕の除去と充填が基本です。根管治療で痛みと感染源を取り除きます。鎮痛薬は一時しのぎに過ぎません。早期の対応が歯を守る近道です。
詰め物・被せ物の不適合
補綴物の辺縁に段差や隙間があると、冷水が内部へ回り込み痛みが出てしまいます。二次う蝕の温床にもなりやすいです。
境目の調整や再接着、再製作で適合を整えましょう。外れやすさや引っかかり感、甘味でのしみがあれば、早めに歯科医院で受診すると安心です。
歯のヒビ
微小なヒビは冷水や噛んだ瞬間に鋭い痛みを生み出します。深部へ進むと自発痛へ移り、日常生活へ支障が出る恐れがあるでしょう。
対応は力の管理と被せ物での補強が中心になります。深い破折は歯の保存が難しい場合もあるため、硬い物を食べたり就寝時の食いしばりがあったりする方は早めに受診するとよいでしょう。
歯周炎
歯周炎で歯ぐきが下がると根面象牙質が露出し、冷刺激でしみやすくなります。出血や腫れ、口臭を伴う場合があります。
歯科でのスケーリング、ルートプレーニングとやさしいブラッシングで炎症を抑えましょう。並行して知覚過敏の対処を行い、定期的に状態を見直すと安心です。
咬合性外傷
噛み合わせの過負荷で歯根膜が敏感になり、冷たさや咬合で違和感が出ます。起床時に浮いた感じが出やすいのが特徴です。
咬合面の微調整やナイトガードの装着、片側噛みや硬い物の連続咀嚼を避ける習慣づけで負荷を下げましょう。歯科医院での経過観察で再発を抑えられます。
ホワイトニング直後の一過性のしみ
薬剤の影響で象牙細管が刺激へ反応しやすい時期があります。多くは数日で落ち着くでしょう。
低刺激の歯みがきや常温寄りの飲食で様子を見てください。痛みが強い場合は、施術間隔や濃度の見直しで負担を下げられるため、歯科医院で相談してください。長引くときは別の原因も考えられるため、我慢は禁物です。
関連記事:甘いものを食べると歯が痛いのはなぜ?虫歯と知覚過敏の違い【決定版】
冷たい飲み物で歯が痛いときの受診の目安

冷たい飲み物で歯が痛いときの受診の判断は、痛みの続き方と誘因の有無、夜間の増悪で見分けましょう。
冷たい飲み物で歯が痛い場合でも、すべてが緊急のものではありません。ただし、放置すると症状が悪化する恐れがあるため、目安を知り早めに動くと安心です。
| 症状の続き方 | 想定される傾向 | 受診の目安 |
| 数秒で消える | 知覚過敏傾向 | ホームケアを2〜4週、改善乏しければ受診 |
| 数分続く・反復 | う蝕やヒビの疑い | 速やかに受診 |
| 夜間に増える | 歯髄炎の疑い | 早期受診を推奨 |
| 噛むと鋭い痛み | クラック・咬合性外傷 | 早期受診を推奨 |
急に悪化したり腫れていたりするなどの変化があれば、早めに歯科医院に相談してください。
一瞬しみてすぐ消える場合の目安
一瞬で消える痛みは、知覚過敏の傾向が出やすいタイプです。冷刺激に限局し、圧痛や自発痛が乏しい状態なら、まずはホームケアで様子を見ても差し支えありません。
以下のような対策をしてみてください。
- 知覚過敏用歯みがきの継続使用
- やさしいブラッシング圧へ変更
- 冷たい飲食の回数と温度差の調整
2〜4週間で改善が見られず、範囲が広がったり回数が増えたりする場合は受診の合図です。別の原因が重なる可能性があるため、歯科医院に相談することをおすすめします。
ズキズキ続く・寝ると痛む場合の目安
ズキズキが数分続く、就寝時や温で悪化する場合は、歯髄炎の可能性が上がります。自然軽快を待つメリットは少なく、進行で治療が複雑になりがちです。
早期受診で原因歯を特定し、痛みのコントロールと感染拡大の抑制を優先しましょう。鎮痛薬は一時緩和に役立ちますが、根本的な解決にはなりません。
受診が必要なサイン
次のサインがあれば、早めの受診をおすすめします。進行や合併のリスクが高まる目安です。
- 噛むと鋭い痛み、割れた感触
- 詰め物が外れた、隙間感や段差感
- 歯ぐきの腫れ、出血、膿のにおい
- 顔の腫脹、発熱、リンパの圧痛
症状が一時的に軽くなっても、原因は残る場合があります。早めに受診しましょう。
放置によるリスク
放置すると、う蝕の拡大や歯髄炎への進展、亀裂の悪化、歯周組織の破壊が進みやすくなります。結果として通院回数や費用が増え、歯の保存性も下がってしまう可能性があります。
冷たい飲み物で歯が痛い段階で原因を特定し、適切なケアへつなげると負担を抑えやすくなります。早めの受診が長期的な予防につながるでしょう。
冷たい飲み物で歯が痛いときに自宅でできる応急ケア

冷たい飲み物で歯が痛いと感じたら、まず刺激を減らしつつ経過をみましょう。強い痛みや長引く痛みは受診をしてください。
ここでは、原因確定までのつなぎとして安全性の高い応急ケアを説明します。
知覚過敏予防歯みがきの選び方と使い方
知覚過敏が疑われる痛みには、専用歯みがき粉が役立ちます。硝酸カリウムやフッ化物などの成分を選び、やさしく磨くのが基本です。冷たい飲み物で歯が痛い場面でも、継続で体感が変わりやすくなります。
以下の使い方を意識してください。無理に強く磨かず、少量の水ですすぐと効果が残りやすいです。
- 歯みがき粉は、米粒大の量でスタート
- 2分以上、軽い圧で小刻みに磨く
- すすぎは少量の水で1回
上の方法を2〜4週続け、しみが残るかを観察します。しみが広がる場合や夜間に増える、甘味でもしみるなどの変化が出たら、歯科医院での確認へ進みましょう。
ブラッシング圧と温度への配慮
強い圧や硬い毛先は歯ぐきを下げやすく、根元のしみを招きます。ペン持ちで軽く当て、毛先はやわらかめへ切り替えます。温度差も刺激となります。氷入り飲料は控え、常温寄りの飲料に切り替えましょう。
朝と夜に同じリズムで磨くと過不足が減ります。歯面に沿わせ、往復を小さくして磨きます。磨き残しを減らすと炎症も落ち着きやすくなるでしょう。痛む部位は特に力を抜いてください。
冷刺激を避ける飲食の工夫
食べ方を少し変えるだけで、冷たい飲み物で歯が痛い誘発を減らせます。前歯へ直に当てず、舌側で温度をならすだけでも体感が違います。歯面の乾燥も刺激なので、ゆっくり飲むのも一案です。
次の工夫は負担が少なく続けやすい方法です。外出時も取り入れやすく、痛みの誘発回数を減らせるでしょう。
- ストローで前歯接触を回避
- 常温水やぬるめの飲料を選ぶ
- アイスは舌で溶かしてから飲み込む
これらは原因治療の代わりではありませんが、誘因を下げる補助になります。反復する痛みが出るなら、受診のきっかけにしましょう。
痛み止めを使用する際の注意点
市販鎮痛薬は一時的な助けになりますが、原因の解決にはなりません。胃腸疾患や抗凝固薬の内服などは体調や他薬で適否が変わります。自己判断で使用せず、必要時は薬剤師へ相談してください。
以下のポイントを守ると安全性が上がります。服用前にラベルを再確認し、規定量を超えないでください。
- 最小量・最短期間にとどめる
- アルコールと同時使用は避ける
- 強い腫れや発熱時は早めに受診
痛みが引いても原因が残ると再燃しやすいです。痛み止めを頼りすぎず、受診のタイミングを逃さないようにしましょう。
避けたいケア
強いブラッシングや、楊枝での無理なこじ開けは歯ぐきを傷めます。冷感の強い洗口剤の過用も刺激になります。詰め物が外れた面への自己流仮封も推奨しません。
応急ケアはあくまで一時対応です。痛みが数分続く場合や夜間に増える、噛むと響くなどの所見があれば、早めに診断へ進んでください。原因を見極めたうえで、再発しにくい習慣へ整えましょう。
関連記事:歯が浮いた感じで噛むと痛い…市販薬で治る?それとも歯医者?
冷たい飲み物で歯が痛むときの歯科での検査と主な治療の流れ

冷たい飲み物で歯が痛い背景を確かめるには、原因の切り分けが先です。問診と視診に加え、温度や打診、X線で「どこが、何で」痛むのかを丁寧に確認します。
検査結果を踏まえ、痛みの強い部位から順に、負担の少ない処置を組み合わせます。
原因の特定
まずは症状の出方や持続時間、誘因を整理します。次に知覚過敏、う蝕、歯髄炎、ヒビ、歯周炎、咬合性外傷などの可能性を検査で絞り込みます。早期に的を絞るほど、過不足のない治療計画に進みやすくなるため、早めの受診をしてください。
検査の主な項目と目的を以下にまとめます。症状や既往歴に応じて選択し、必要最小限で判断します。すべてを行うわけではありません。
| 検査 | 目的 | 判断の目安 |
| 問診・視診 | 痛む部位と誘因の把握 | 冷刺激・咬合・甘味などの関与 |
| 打診・温度診 | 歯髄や歯根膜の反応確認 | 一瞬か持続か、夜間増悪の有無 |
| X線(デンタル/パノラマ) | う蝕・根尖・骨の評価 | 二次う蝕、根尖透過像の確認 |
| 口腔内写真 | 経過共有とヒビ観察 | 歯頸部の摩耗・亀裂の可視化 |
| 咬合検査 | 過負荷の把握 | 高い咬合接触や偏りの判定 |
結果を総合的に判断し、原因を一つに決めつけず複合要因も想定していきます。例えば、知覚過敏に二次う蝕が重なるケースでは、封鎖と修復を段階的に計画するような形です。院内の口腔内カメラやX線で画像を共有し、納得感のある判断につなげていきます。
原因別の対応例
治療は「原因と対策」を一対で考えます。冷たい飲み物で歯が痛い場合でも、炎症や亀裂の深さや詰め物の適合などで選択が変わります。ここでは代表的な方針を簡潔に示します。
以下は一般的な対応の例です。症状や全身状態で変更します。自己判断での先延ばしは避け、疑わしい所見があれば早めに相談してください。
- 知覚過敏:フッ素塗布、知覚過敏抑制剤、露出面のコーティング
- むし歯:う蝕除去+レジン/インレー・クラウン、必要に応じ根管治療
- 歯髄炎:感染源の除去と根管治療、痛みのコントロール
- 詰め物不適合:辺縁調整、再接着、再製作で適合回復
- 歯のヒビ:咬合調整、被せ物で補強、深部例は根管治療を検討
- 歯周炎:スケーリング・ルートプレーニング、プラークコントロール
- 咬合性外傷:ナイトガード、咀嚼習癖の是正、接触点の微調整
処置は単独で完結しない場合があります。痛みを抑えつつ原因を段階的に減らし、検査を挟みながら過不足なく進めていきます。治療後の感受性は一時的に変化することもあるため、経過観察が大切です。
再発予防
再発予防は「刺激の遮断」「負荷の是正」「炎症の管理」が柱です。冷たい飲み物で歯が痛い誘因を生活面で減らし、定期的なチェックで微小な変化を見逃さないようにします。習慣の修正は小さく始め、確実に続けることが肝心です。
以下のポイントは取り入れやすく、効果を実感しやすい基本策です。無理のない範囲で継続し、変化があれば記録しておきましょう。
- やさしいブラッシングとフッ化物応用の継続
- 氷や強い温度差を避けた飲食の選択
- 就寝時の食いしばり対策(ナイトガード)
- 偏った噛み癖の見直しと定期検診
口腔内カメラとデンタルX線を活用し、検査画像を共有しながら予防計画を提案します。
よくある質問と回答

冷たい飲み物で歯が痛いとき、多くの方が最初に抱く疑問をまとめました。温かい物は平気なのに痛む理由や知覚過敏ケアの実感と限界、ホワイトニング後のしみ、詰め物が取れた際の応急策まで受診の目安と併せて簡潔に解説します。迷ったら参考にしてください。
温かい物は平気で冷たい物だけ痛いのは?
温かい物は平気で冷たい飲み物だけ歯が痛い場合は、知覚過敏の傾向が考えられます。露出した象牙質の細管から刺激が神経へ届きやすい状態です。数秒で消えるしみが中心なら、まずはホームケアで様子をみましょう。
毛先をやわらかめの歯ブラシへ変更し、硝酸カリウム配合の歯みがきでやさしく磨きます。温度差の大きい飲食は控えめにしてください。反復や範囲の拡大があれば、封鎖処置なども視野に入れて受診しましょう。
市販の知覚過敏ケアの実感の目安と限界は?
市販の知覚過敏ケアは、毎日継続で体感が出やすいです。米粒大の量で2分以上、少量の水で一回すすぎが基本です。2〜4週でしみが和らぐ例がみられますが、個人差があります。
一方で、痛みが数分続く、夜間に増える、甘味でもしみるなどは限界のサインです。う蝕やヒビが隠れる場合があります。「冷たい飲み物で歯が痛い」症状が長引くなら、早めに歯科医院に相談してください。
ホワイトニング後のしみはいつまで続く?
ホワイトニング直後のしみは一過性です。多くは数日で落ち着きます。期間中は常温寄りの飲食にし、冷感の強い洗口剤は控えめにします。低刺激の歯みがきを使い、やさしく磨きましょう。
痛みが強い、数日を超えて続く、寝ると増す場合は、施術間隔や濃度の見直しが有用です。別の原因が重なる場合もあります。自己判断で我慢せず、施術元や歯科で相談してください。
詰め物が取れてから冷たい物で痛むときの応急策は?
詰め物が外れた面は刺激が届きやすく、冷たい物で痛みが出やすいです。自己流の仮封や強いブラッシングは避けてください。清潔を保ち、常温の飲食でしのぎ、早めに再装着や再製作の相談へ進みましょう。
受診までの間は、甘味や氷入り飲料を控え、舌で温度をならして飲むと刺激が減ります。噛む力が集中しないよう反対側で咀嚼します。痛み止めは最小限にし、早期受診を優先してください。
関連記事:ホワイトニング
まとめ|冷たい飲み物で歯が痛くなったらまず受診しよう!
冷たい飲み物で歯が痛い症状は、知覚過敏、むし歯、歯髄炎、詰め物の不適合、ヒビ、歯周炎、咬合性外傷、ホワイトニング直後など複数要因が関わります。痛みの鍵は「続き方」と「誘因」です。
数秒で消えるしみならホームケアを試し、2〜4週で改善が乏しければ歯科医院で受診しましょう。数分続く、夜間に増える、噛むと鋭いなどは早期受診が安心です。
自宅ではやさしいブラッシングや知覚過敏用歯みがき、温度差の緩和で刺激を減らしましょう。鎮痛薬は最小限に止めてください。また、自己流の仮封や強い磨きは避けるようにしましょう。
治療は原因別に選択し、再発予防ではフッ化物の継続、ナイトガード、定期検診が土台になります。迷ったら早めに歯科医院で相談し、無理なく続くケアで再発を防ぎましょう。
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この記事を書いた人

デンタルオフィス虎ノ門 院長 柳瀬賢人
所属学会・勉強会
- MjARSの主宰(歯科医師の勉強会)
- M:ALT’s(@土屋歯科クリニック&works)所属
- SJCD(日本臨床歯科学会)会員
- ITIベーシック・アドバンス サティフィケイト
経歴
- 東京医科歯科大学 卒業
- 名古屋大学 口腔外科
- 歯周病インプラント専門医Jiads講師のもとで勤務
- 医療法人複数歯科医院勤務
- 医療法人歯科ハミール デンタルオフィス虎ノ門院 院長就任
出身高校
- 愛知県立明和高等学校



