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デンタルオフィス虎ノ門 | 院長ブログ

2025年10月11日

歯が浮く痛みは放置NG?忙しい人の即効対処法

「朝だけ歯が浮くように痛い……放っておいて平気?」
「噛むとズキッとするけれど、病院へ行く目安が知りたい」

このような症状で、病院にいくべきか悩んだ経験はありませんか。

腫れや発熱、膿、ズキズキと痛むのは受診のサインです。このような症状以外は、自宅でケアを実施し、48〜72時間で改善しなければ受診をおすすめします。

根っこを支える歯根膜や歯ぐきに負担や炎症が起きると、歯が押し出され、歯が浮くように感じるでしょう。市販薬で痛みを一時的に弱められますが、原因の除去は歯科医院での治療が必要です。

【この記事でわかること】

  • 歯が浮く痛みの仕組みと放置NGの理由
  • 30秒セルフ判定・何日で治るのかの目安・受診すべきタイミング
  • 当日〜72時間の自宅ケアと原因別の治療

忙しいと受診すべきか迷ったり、我慢したりしがちです。この記事を読んで、今やることと受診の目安を知り、不安を解消しましょう。

ボタン30秒

「歯が浮く痛み」とは?仕組みと放置NGの理由

「歯が浮く痛み」とは?仕組みと放置NGの理由

「歯が浮く痛み」は、歯根膜や歯ぐきに炎症や負荷がかかり、噛むと押し出される違和感や痛みが出る状態です。軽視すると悪化してしまいます。

ここでは、歯が浮くとは何か、放置すると起こるリスクについて解説します。

歯が浮くとは?

歯が浮くとは、簡単にいうと歯根膜のむくみです。

歯は歯根膜で骨に吊り下げられています。過大な力や炎症で歯根膜がむくむと、歯がわずかに浮上し、噛んだ刺激で痛いと感じるでしょう。

例えば、寝ている間の食いしばり、合わない詰め物の高さ、歯周炎の腫れが引き金になります。朝だけ、浮く感覚がある方は、夜間に負荷がかかっている証拠です。

一点に力が集まる噛み合わせでは、押すとツンと痛む反応が出ます。根の先に炎症や膿がある場合は、拍動に合わせた痛みが出やすいです。

痛みの出方を理解すると、刺激を回避し、受診判断がしやすくなります。

放置で起こるリスク

痛みを放置するのはよくありません。炎症や歯の詰め物などの負荷が互いに増幅してしまいます。

痛みを放置した場合に起こる具体的な症状は、以下のとおりです。

  • 痛みの慢性化と閾値の低下
  • 歯のクラック進展や破折
  • 歯槽骨の吸収と歯の動揺
  • 根尖部の膿拡大による腫れ・発熱
  • 咀嚼低下による栄養偏り・集中力低下
  • 治療が長期化し、通院回数と費用が増える

腫れや発熱、膿、夜間にズキズキが出た段階では、自宅でのケアに限界があります。早めに受診しましょう。

歯が浮く痛みは様子見していい?受診すべき?判断の目安

歯が浮く痛みは様子見していい?受診すべき?判断の目安

歯が浮く痛みの原因は一つではありません。様子見していい場合と受診が必要な見極めが大切です。

ここでは、30秒セルフ判定で現在の状態を把握しましょう。

30秒セルフ判定

炎症や感染の場合、進行が速く、遅れるほど負担が増えてしまいます。

30秒で判断できるため、以下のチェックリストを確認してみてください。

今すぐ受診

  • 顔の腫れ・熱感
  • 37.5℃以上の発熱
  • 膿・白いできもの
  • 夜間のズキズキ
  • 噛むと強い鋭痛

早めの受診

  • 2〜3日で改善なし
  • 口臭の急変
  • 歯のグラつき
  • 痛みの増悪

短期観察可

  • 朝だけの浮く感覚
  • 冷温で軽いしみ
  • 矯正・治療直後の軽い違和感

今すぐ受診した方がよいものに1つでもチェックがあれば、早めに受診しましょう。

「何日で治る?」症状別の目安

30秒セルフ判定で「今すぐ受診」の項目は、ほとんど自然に軽減や回復することはありません。感染や深部炎症は市販薬でごまかすほど進んでしまいます。

次の表で症状別の治癒日数目安を確認しましょう。

症状主な背景自然軽快の目安放置可否受診の目安
朝だけ浮く歯ぎしり・TCH※1〜3日観察可3日以上持続
噛むと一点が鋭痛咬合性外傷・クラック期待薄放置NG早期受診
冷温でしみる知覚過敏・初期う蝕数日〜数週観察可夜間痛・増悪
腫れ・発熱・膿根尖炎・重度歯周炎期待薄放置NG即受診

※TCHとは:上下歯列接触癖。食べ物を噛むときや飲み込むとき、話すときなど、機能的な目的以外で上下の歯が常に接触している状態が続くこと。

様子を見てもよい症状でも、48〜72時間で改善が無ければ受診しましょう。

受診の目安

自宅でケアをしても引かない痛みは早めの受診をおすすめします。原因の除去が遅れるほど治療が複雑になり、結果的に通院の回数が増え、時間もお金もかかってしまいます。

以下のチェック項目を確認しましょう。

  • 48〜72時間で改善がない
  • 夜間に痛みで目が覚める
  • 鎮痛薬の効きが弱い
  • 歯ぐきの腫れ・膿の排出がある
  • 口臭の急な悪化がみられる
  • 歯がグラつく
  • 妊娠中や基礎疾患がある

該当した項目があれば、受診をしましょう。放っておいてもよいことはありません。安全に早く対処しましょう。

歯が浮く痛みがでる8つの原因

歯が浮く痛みがでる8つの原因

歯が浮く痛みの原因を見極めると、対処と受診の順番が決めやすくなります。

ここでは、代表的な8つの原因を解説します。

歯周病

歯周病は、歯ぐきと骨に炎症が広がり、歯根膜がむくんで浮くような感覚になる場合があります。

歯みがきで血が出る、歯ぐきが赤く腫れる、朝のねばつきが増えるなら要注意です。噛むとじんわり痛む、押すと違和感がある場合は受診のサインと言えるでしょう。

初期なら清掃とスケーリング(歯科医院で歯ブラシでは除去できない歯垢や歯石を、専用の器具を使って除去する処置)で改善が見込めます。放置すると膿や口臭が強まり、揺れが進んでしまうため、早めに歯科医院へ相談や受診をしましょう。

歯根膜炎・根尖性歯周炎

歯根膜炎・根尖性歯周炎は、深いむし歯や神経の壊死で根の先に炎症や膿が生じる状態です。

噛むと一点がズキッと痛む、夜に拍動と同じリズムで痛む、歯ぐきに白いできものが出る、といった症状が手掛かりになります。

市販薬で一時的に軽くなっても原因の根本的な改善にはなりません。画像検査と根管治療が必要になる場面が多いため、早めに受診しましょう。

咬合性外傷

高すぎる詰め物、片側だけ強く当たる噛み合わせで、特定の歯に負荷が集中します。

朝から夕方まで噛むと痛い、指で押すとツンと響く場合は噛み合わせがきちんと整っているのか確認しましょう。

新しい被せ物の後に始まった痛みなら典型例と言えます。負荷を減らす調整で落ち着くケースが多い一方、放置すると歯根膜の炎症が長引き、クラック(歯に生じたヒビや亀裂のこと)へ進む恐れがあります。

歯ぎしり・食いしばり

睡眠中の強い歯ぎしり、日中の上下歯列接触癖で、歯根膜と咀嚼筋に負担が積み重なります。

朝だけ歯が浮く、こめかみが重い、エナメルのすり減りが目立つ、家族に歯ぎしりの音を指摘された、などがヒントになります。

ナイトガードや姿勢の見直しで負荷を下げると、数日で違和感が軽くなる場合があります。再発を防ぐには、日頃の習慣を見直してみましょう。

歯のクラック・破折

歯に細いヒビが入り、噛んだ瞬間だけ鋭い痛みが走ります。

硬い物で悪化しやすく、甘い物や冷水でしみる反応が出る例もあります。ヒビが深くなると保存が難しくなり、抜歯せざるをえない状況になりかねません。

起点になった高い咬合や食いしばりを合わせて整えましょう。早期の診断をおすすめします。

副鼻腔炎

上顎洞の炎症が上顎の奥歯に波及し、噛むと鈍い痛みや浮く感覚が出ます。

片側の鼻づまり、濁った鼻汁、前かがみで頬が重い、といった鼻のサインが同時にあれば一致度が高いです。

歯が原因で上顎洞に炎症が広がる場合もあるため、歯科と耳鼻科のどちらも受診するのがおすすめです。

ストレス・自律神経の乱れ

強い緊張や睡眠不足が続くと、血流が下がり、免疫も落ち込みます。その結果、歯ぐきの腫れや歯根膜のむくみが出やすくなり、浮く痛みが長引きます。

仕事の納期前などは噛みしめが増え、肩や首のこりも重なりがちです。深呼吸、短い休憩、就寝前のスマホ制限など、小さな生活調整で負荷を下げると、違和感が軽くなるでしょう。

女性ホルモン変化

月経前後、妊娠期、更年期、経口避妊薬の使用で、歯茎が敏感になります。

腫れや出血が増え、歯の動揺が一時的に強まり、浮く感覚につながる場面があるでしょう。

妊娠中は安定期なら多くの処置に対応できます。無理はせず、清掃の徹底と専門家のケアで炎症を抑えましょう。強い痛みや腫れが続く場合は受診してください。

歯が浮く痛みが出た当日〜72時間の自宅ケア

歯が浮く痛みが出た当日〜72時間の自宅ケア

すぐに受診したいと思っていても、仕事や家庭の事情で、なかなか時間が取れない場合もあるでしょう。そんなときは、当日〜72時間であれば自宅でのケアも改善につながる可能性があります。

刺激を減らし、清潔を保ち、負荷を下げましょう。無理をせず、48〜72時間の経過で再度、状態を確認してください。

刺激回避・清掃

まずは刺激を減らすことから始めましょう。清掃はやさしく、短時間で行います。

やること

  • 常温の水で軽くすすぐ
  • やわらかい歯ブラシで短時間清掃をする
  • デンタルフロスで食べ残し除去する
  • 砂糖の少ない間食に切り替える
  • 反対側でやわらかい食べ物を噛む

避けたいこと

  • 強いうがい・強い水流
  • 熱い飲食・氷飲み
  • ナッツ・せんべいなどの固い食べ物
  • 酸っぱい飲み物の連続摂取
  • 片側だけの強いかみしめ

外側からの冷却

腫れや拍動痛がある日は、直接、歯へ冷水を当てるのではなく、頬の外側から短時間で冷やしましょう。

やり方

  1. 保冷剤をタオルで包む
  2. 頬の外から5分当てる
  3. 10分休んでまた5分
  4. 1〜3セットで終了

注意

  • 冷やして痛みが増えるなら中止する
  • 長時間の連続冷却は避ける

市販鎮痛薬の使用

鎮痛薬は痛みの一時緩和が目的です。原因の除去ではないため、理解の上、使用しましょう。

一般的な選び方

  • アセトアミノフェンを基本に検討
  • 炎症が強い日はイブプロフェン系
  • 服薬中の薬や妊娠中は薬剤師へ要相談

使い方の目安

  • 用法用量を必ず守る
  • 重ね飲みや自己増量は避ける
  • 2回使っても変化が無いなら受診する

休息・ストレス緩和

筋緊張と噛みしめを減らすことで、歯の浮く痛みを軽減できます。短い休息で負荷を下げましょう。

日中できる小さな工夫

  • 1時間ごとに30秒休憩する
  • 肩とこめかみをゆるく伸ばす
  • くちびるを閉じて鼻呼吸する
  • PCなどに「上下の歯を離す」メモをする
  • カフェインは夕方以降を控える

就寝前の工夫

  • ぬるめの入浴で全身をあたためる
  • 寝室を暗く静かに整える
  • 枕の高さを首肩が楽な位置にする
  • うつぶせ寝を避ける

自宅ケアの目安は、48〜72時間です。改善がみられない場合は、歯科医院へ相談しましょう。

また、夜に痛みで目が覚めたり、腫れや発熱、膿が出たりすれば、すぐに受診をおすすめします。

歯が浮く痛みの原因別の歯科治療法

歯が浮く痛みの原因別の歯科治療法

痛みの原因がわかると、治療の順番と通院の目安もわかります。ここでは代表的な原因ごとに、一般的な流れを説明します。

歯周病

歯周病では、まず歯石とプラークを徹底して除去します。

スケーリングやルートプレーニングで歯ぐきの炎症を落ち着かせると、出血と腫れが軽減されるでしょう。

深い部分に汚れや炎症が残る場合は、歯周外科で視野を確保して病変へアプローチします。

並行して、磨き方や清掃道具を見直し、3〜6か月ごとのメンテナンスで再発を抑えられます。軽度なら数回の処置で痛みが治まるでしょう。

根尖病変

根の先に炎症や膿がある場合は、レントゲンや打診で状態を確認し、根管治療となります。

根管内を洗浄・消毒し、炎症が落ち着いた段階で根管充填で密閉します。腫れや痛みが強い日は、切開で膿を出して楽にすることもできるでしょう。改善が得られたら、土台と被せ物で歯を保護します。

来院回数は複数回が基準で、症状の変化を見ながら進めます。

咬合性外傷

噛み合わせの偏りが原因なら、高い接触点を丁寧に調整して負荷を均します。

新しい詰め物や被せ物が合っていない場合は、歯科医院で高さを合わせ直しましょう。全体の当たりを確認し、必要に応じて矯正や補綴の再設計となる場合もあります。

再発防止策は、片側だけで噛み続ける癖や硬い食の連発は控えることです。負荷を減らしていけば、数日で痛みが軽くなるでしょう。

ブラキシズム

歯ぎしり・食いしばりがあるときは、就寝時のナイトガードで歯と歯根膜を守りましょう。

日中は「上下の歯を離す」などのメモを視界に置き、肩やこめかみを軽く伸ばして緊張を抜きます。

筋緊張が強い症例では、医師判断でボツリヌス毒素を用いて負荷を和らげる選択もあるでしょう。摩耗やヒビが進んでいれば、修復で補強します。

歯ぎしりがすぐに治ることはありませんが、ナイトガード装着開始後、朝の違和感が早期に軽くなる場合もあります。

クラック・破折

ヒビの深さは拡大視野や染色、噛み合わせ検査で調べます。

浅いヒビなら接着で封鎖し、力が集まる歯にはクラウンで補強します。しかし、亀裂が深く歯根に及ぶ場合は保存がむずかしく、歯を抜く選択にもなりかねません。その際はブリッジやインプラントで咬合を回復します。

再発を避けるため、咬合調整やナイトガードで力の管理を徹底しましょう。早めの受診で歯の保存の可能性が上がるため、気づいたら受診をしましょう。

副鼻腔炎

片側の鼻づまりや前かがみで頬が重い感覚を伴う歯痛は、歯科と耳鼻科の両方を受診することが近道です。

鼻性であれば耳鼻科で薬物療法や処置を進め、歯は経過をみておきましょう。

歯性で上顎洞へ波及している場合は、原因歯の根管治療と副鼻腔炎の治療を並行します。

どちらが起点かを早く確かめるほど、回復が早まるため、受診前に鼻症状の経過と歯痛のタイミングをメモしておくのがおすすめです。

歯が浮く痛みの関連症状

歯が浮く痛みの関連症状

歯が浮く痛みは、歯や歯茎だけが原因ではない場合もあります。関連症状を合わせて見ると、受診先や対処が変わります。肩や首のこり、鼻の不調、矯正後の違和感など、歯科医院の受診の際に、相談してみてください。

肩・首こり、頭痛との関係

長時間のPC作業で姿勢が崩れると、咬筋や側頭筋が緊張し、噛みしめが増えます。

その結果、歯根膜への負荷が上がり、朝に歯が浮いたような感覚につながります。椅子と机の高さを整え、モニター上端を目線に合わせると首の前傾が減ります。1時間ごとに30秒だけ目を閉じ、肩とこめかみをやわらかく伸ばしてください。

日中は上下の歯を離す意識を置き、口を軽く閉じて鼻で息をします。小さな積み重ねで、痛みの波が下がっていきます。

副鼻腔炎・風邪・耳症状があるとき

片側の鼻づまり、濁った鼻汁、前かがみで頬が重い、といった所見が同じ側の上顎奥歯の鈍痛と重なれば、上顎洞の炎症が疑われます。

まず、歯科医院で歯の状態を確認し、必要に応じて耳鼻科を併診してください。歯が原因で上顎洞へ炎症が広がる流れも、鼻が先に悪化して歯へ響く流れもあります。

原因がどちらかを早く見分けられれば、治療の道筋が立てられます。受診時は、鼻症状の始まり、熱の有無、痛みの位置をメモして持参するとよいでしょう。

矯正中・治療直後の痛み

ワイヤー調整の直後や新しい被せ物の装着直後は、1〜3日の軽い痛みや浮く感覚が出やすいです。

強く噛む食事を避け、常温の飲み物に切り替えると楽になります。いったん落ち着いた後で痛みが増す、腫れや発熱が出る、噛むと一点だけ鋭く痛む、といった変化があれば早めに連絡してください。

調整が必要な高い接触点や、見逃していた炎症が見つかる場合があります。無理をせず、遠慮なく相談しましょう。

まとめ|「歯が浮く痛み」を最短でしずめ、再発させないために

腫れや発熱、膿、夜間のズキズキする痛みは受診のサインです。

そのほかの痛みでも受診がおすすめですが、忙しい毎日の中、すぐに受診できない状況もあるでしょう。その際は、刺激を減らし、当日のケアで様子見してください。

しかし、48〜72時間で変化が乏しければ、受診へ進みましょう。原因が分かれば、治療の順番と通院の目安がわかります。

落ち着いた後は、TCH対策、姿勢の調整、眠りの質づくりで再発を防ぎましょう。どうすればよいか不安なときは、歯科医院に相談するのが近道です。自分のペースに合った対処法を一緒に考え、仕事や家事に集中できる日常を送りましょう。

ボタン30秒

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当院、医療法人歯科ハミールの分院も、今後共よろしくお願いいたします。

 この記事を書いた人

デンタルオフィス虎ノ門 院長 柳瀬賢人

デンタルオフィス虎ノ門 院長 柳瀬賢人

所属学会・勉強会

経歴

出身高校

  • 愛知県立明和高等学校

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