東京都港区にある【デンタルオフィス虎ノ門】では、一般歯科から口腔外科まで幅広い診療に対応しており、特に”親知らずの抜歯”に注力しています。
「親知らず 抜歯後 顔が腫れるのでは?」「本当に小顔になるの?」といった不安や疑問に対し、患者様一人ひとりに合わせた治療プランを立て、納得いただいたうえで施術を行っております。
本記事では、親知らずの抜歯と顔の印象との関係、小顔効果が期待できる人の特徴、抜歯によるメリット・デメリット、そして抜歯後の注意点まで、詳しくご紹介いたします。
目次
親知らずとは?|”顔の印象”にも影響を与える歯

親知らずとは、成人後に生えてくる第三大臼歯のことを指します。多くの場合、上下左右に1本ずつ、計4本が生えるとされていますが、人によっては1本も生えないこともあります。
親知らずは顎の一番奥に生えてくるため、磨きにくく、虫歯や炎症のリスクが高い歯です。また、横向きや斜めに生えることで、周囲の歯や歯列に悪影響を及ぼす場合があります。
さらに、親知らずが口腔内で圧迫を生むことで、顔の筋肉や骨格に影響を与え、顔の輪郭に変化が出ることもあります。これが「親知らず 抜歯後 顔がスッキリする」と言われる理由のひとつです。
小顔効果が期待できる人の特徴3選

親知らずを抜くことで、顔の張りが軽減され、小顔に見えるようになる方がいます。以下の特徴をお持ちの方は、特にその効果が実感しやすい傾向にあります。
1. 頬骨が張っている人
頬骨の周辺が張って見える人は、親知らずが内側から頬にかけて圧をかけている可能性があります。抜歯をすることで、この圧力が軽減され、頬まわりがスッキリとした印象に変わることがあります。
2. 顎の筋肉が発達している人
食いしばりや歯ぎしりなどで咬筋が発達している方は、顎のラインが張って見える傾向にあります。親知らずを抜くことで咬筋の緊張が緩和され、顎のラインがシャープになることがあります。
3. 顔の輪郭が広がって見える人
親知らずが生えていることで、顎の骨が外側へ押し出され、結果として顔の輪郭が広がって見えるケースもあります。このような方は、抜歯によって輪郭の張りが緩和され、顔が一回り小さく見える可能性があります。
親知らず抜歯後の顔はどう変わる?|経過と注意点

抜歯直後は、顔が腫れてしまうのが一般的です。これは体の自然な炎症反応であり、通常は数日から1週間程度で落ち着きます。
腫れが引いた後、多くの方が「フェイスラインがシャープになった」「頬の張りがなくなった」と感じることがあります。これは実際に、顔の筋肉や骨格への圧力が解消された結果によるものです。
また、抜歯後のアフターケアをしっかりと行うことで、腫れの引きが早くなり、顔の変化をより早く実感できるようになります。
抜歯による健康面のメリット3選

親知らずを抜くことで得られるのは、小顔効果だけではありません。以下のように、長期的な口腔内の健康維持にもつながります。
1. 歯並びの悪化を防げる
親知らずは、隣接する歯に圧力をかけることが多く、その力が徐々に前歯などに伝わり、歯列が乱れる原因になることがあります。特に、矯正治療を受けた後の患者様では「せっかく整えた歯並びが親知らずの影響で元に戻ってしまった」といった後戻りのトラブルも少なくありません。
親知らずを早めに抜歯することで、他の歯にかかる余計な圧力を取り除き、歯列の維持や噛み合わせの安定に繋がります。予防的な抜歯は、将来的な矯正費用や噛み合わせトラブルを防ぐ投資とも言えるでしょ
2. ブラッシングしやすくなる
親知らずは、口の一番奥に位置しているため、歯ブラシやデンタルフロスが届きにくく、どうしても磨き残しが発生しやすい部位です。その結果、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
抜歯によって清掃不良ゾーンがなくなることで、毎日のセルフケアがしやすくなり、口腔内の衛生環境が大幅に改善されます。とくに歯周病の初期段階である歯肉炎の予防には効果的です。
3. 炎症や膿の再発予防
親知らずは、周囲の歯茎や骨とのスペースが狭いため、細菌が溜まりやすく、しばしば「智歯周囲炎」と呼ばれる炎症を起こします。これが繰り返されると、歯茎が腫れたり膿が出たりするだけでなく、顎の骨にまで感染が及ぶこともあります。
このような慢性的な炎症は、抗生物質や処置で一時的に治まっても、親知らずを抜かない限り再発するケースがほとんどです。抜歯によって炎症の原因を根本から取り除くことで、繰り返しの腫れや痛み、通院のストレスから解放されることが期待できます。
抜歯にともなうデメリットとリスク

もちろん、抜歯は外科処置であるため、一定のリスクも伴います。
抜歯後の腫れ・痛み
術後1〜3日は強い痛みや腫れを感じることがあります。これは体が傷を治そうとする自然な炎症反応です。多くの場合、時間の経過とともに改善しますが、術後24時間は特に腫れやすいです。
冷やすことで炎症を抑える効果が期待できるため、術後48時間は保冷剤を使用し、1回20分を目安にインターバルを空けながら冷却すると良いでしょう。
痛み止めの服用と十分な休息も大切です。症状が悪化する場合は速やかに歯科医院に連絡しましょう。
感染リスク
抜歯後は傷口が開いた状態のため、適切にケアを行わないと細菌感染(ドライソケットや膿瘍)を起こすリスクがあります。特にドライソケットは強い痛みを伴い、治癒に時間がかかることがあります。
歯科医から処方された抗生物質をきちんと服用し、飲酒・喫煙は最低でも術後3日は避けるのが安全です。清潔な状態を保ちつつ、うがいも優しく行いましょう。
一時的な顔の非対称性
術後に腫れが片側だけ強く出ると、一時的に顔の左右バランスが崩れることがあります。これはごく自然な現象であり、通常は腫れが引けば元に戻ります。
ただし、腫れが引いた後も左右差が残る場合は、筋肉の緊張や骨格バランスの問題が関係している可能性もありますので、必要に応じて再診を受けてください。
抜歯後に気をつけたい生活習慣とケア
- 激しい運動や長風呂は避ける(血行が促進されて出血の原因に)
- 喫煙・飲酒は最低でも2〜3日控える
- うがいは優しく、強くブクブクしない
- 抜歯部分は舌や指で触れない
デンタルオフィス虎ノ門では、術後の注意点を丁寧にご説明し、必要に応じてLINEや電話でのアフターフォローも行っております。
小顔効果が期待できるその他の治療法
親知らずを抜かずに顔の印象を変えたいという方には、以下の治療もおすすめです。
歯列矯正
歯列を整えることで口元の印象が大きく変わり、結果として顔全体のバランスも整います。特に出っ歯や受け口の方には顕著な変化が出やすいです。
マウスピース矯正
透明なマウスピースを使った矯正は目立ちにくく、ストレスの少ない治療法です。歯並びの改善とともに、口元が引き締まり、小顔効果が期待されます。
まとめ|親知らずの抜歯は見た目にも健康にも有効
「親知らず 抜歯後 顔がどう変化するか」と不安に思う方も多いかもしれませんが、正しい判断と適切なケアによって、美容・健康両面で多くのメリットが得られます。
デンタルオフィス虎ノ門では、CT撮影や精密診断を通じて、抜歯の必要性を丁寧にご説明し、患者様にとって最良の選択を一緒に考えます。
顔の印象や輪郭にお悩みの方も、まずはお気軽にご相談ください。経験豊富な歯科医師が、あなたの笑顔と健康を全力でサポートいたします。
当院、医療法人歯科ハミールの分院も、今後共よろしくお願いいたします。
この記事を書いた人

デンタルオフィス虎ノ門 院長 柳瀬賢人
所属学会・勉強会
- MjARSの主宰(歯科医師の勉強会)
- M:ALT’s(@土屋歯科クリニック&works)所属
- SJCD(日本臨床歯科学会)会員
- ITIベーシック・アドバンス サティフィケイト
経歴
- 東京医科歯科大学 卒業
- 名古屋大学 口腔外科
- 歯周病インプラント専門医Jiads講師のもとで勤務
- 医療法人複数歯科医院勤務
- 医療法人歯科ハミール デンタルオフィス虎ノ門院 院長就任